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4分に1人、どこかで誰かが億万長者になると言われている。あなたの目標は、自分がその1人になることであるべきだ。
―ブライアン・トレーシー(Brian Tracy)
“The Way to Wealth”を含め、40冊以上のベストセラー著者
お金を生み出すのは簡単です。個人企業家であれ、中小企業の社長、その社員であれ、サイドビジネスで数千万円稼ぎたいと思っているひとであれ、皆、その収益を増大させるための専門的知識やリソースは、つい鼻先にあるんです。どうしてそれが断言できるか、ですか?それはわたしが、過去約20年に渡って、個人企業家や中小企業をクライアントとして、即座の収益を―毎日のように―生み出してきた経験があるからです。収益はインスタント(即座)に生み出すことが可能だというのは、けっして大げさな表現ではありません。それどころか、短い期間でお金が集まりやすくし、さらに継続的により多くの収益をあげるための体系的な戦略システムが、きちんと存在するのです。
その戦略システムについて書かれたのが、本書です。
わたしがここで論じているのは、絶妙にチューンアップされたマーケティングテクニック、広告キャンペーン、ジョイントベンチャー戦略、取引手法、セールス話法とそのひとつひとつの要素の組み合わせ―または、20年間継続的に、まるで一夜にしてお金を生み出してきた実績のある特別なレシピ―についてです。
どんなことばで語りかけるか、どんな電話をかけるのか、どんな手紙を書くべきか、どんなキャンペーンを投げかけるべきか。どんなセールス文句を使うか、どんなEメールを配信するか、どんなコピーをインターネット上にのせるか。こういった、最終的に人々のお財布のひもを緩めるに至るために必要な課題やテクニックを、「具体的」に、ステップ・バイ・ステップで解説しました。
心持やプラス思考、運誘引の法則(“attraction theory”)や、独自の具体的収益システムをすでに確立したひとびとによって書かれた富創造のための抽象的アイディア集的な本はたくさん存在しますが、そういった成功から間接的な情報を提供することは、本書におけるわたしのゴールではありません。
わたしの役目は、「お金がみなさんの銀行口座に振り込まれる」ようにするための手段へと直接導くことです。
思い起こせば、「お金を生み出すこと」がずっとわたしの仕事でした。
世界的なセレブ企業のために、日々、裏方で広告やセールスレター、セールス台本や応答用の仕掛け、そのほか、「いいアイディア」を多大なる収益に変身させるための、いろいろなマーケティングツールを創造してきました。伝説的企業の事業をブーストするために、いつも第一線にいました。
またもう一方で、セレブではないひとびと、つまりごく普通のお仕事を持っていて、サイドビジネスで“インスタント”なお金が必要なひとびとのお手伝いもしてきました。なかには主婦の方もいらっしゃいましたし、週末だけに活動するジュエリーデザイナー、会社の経営陣、ひつじ農家の方だっていらっしゃいました。本書を読み進めていただければ、こういった「時々企業家(“Occasional Entrepreneurs”)」たちに出会えるだけではなく、彼らのように「本業から得られる収入と安定を維持しながら、お金を生み出して夢を追い続けるための様々な方法」を学ぶことができます。
彼らのようなサイドビジネスオーナーもすばらしいですが、もっと印象的なひとびとはといえば、「自分の会社とビジネスをする」機会を発見した、または創造したひとびとではないでしょうか。スマートなマーケティング手法と知識豊富なビジネス戦略で強靭な新収益源を自社内で確立して、通常のお給料に加えて、おいしい分け前を確保することに成功ひとたちのことです。彼らのことを、企業内事業家(“intrapreneurs”)と呼びますが、わたしも一時、自身の職業として追及したことがあります。ですから本書では、みなさんが企業内事業家として、社内の地位を確保しながら、個人の収入を倍増させるための方法も、たくさんページをとって説明しました。
個人企業家、中小企業の社長やその社員、サイドビジネスオーナー、あなた自身がどのケースにあたるとしても、あなたも使える戦略を本書にみつけることができるはずです。そして実際は、おそらくあなたが考えるよりもすぐに、お金を生み出し始めることが可能です。
さらに、あなたのいまの業界経験がたくさんある必要はまったくありません。どこを見るか、探すかが肝心なのです。
ですから、インスタントマネーのパート1は、個人企業や中小企業がさらなる収入源を求めるときにあたるべき、7つのエリア(顧客、ジョイントベンチャー、広告キャンペーン、見込み客の生成、セールス、インターネット上の活動、見過ごしてきた資産)について解説しました。この7エリア内で何を探すかだけでなく、その可能性の泉から、実際に収益を生み出すために必要な知識についても述べています。
実践的知識とは具体的になにを指すのか。
それは、たとえば経済的逆境に立つ多くの企業や個人は、だれか他のひとが彼らのためにインスタントな収益をもたらしてくれることを望んでいます。もしこの状況があなたに当てはまるなら、第2章があなたの答えになるでしょう。ここでは、明日にでもあなたのもとへ新規顧客とお金を送り込むことが可能な、三つのタイプのジョイントベンチャー事業について解説してあります。
もちろん、あなたのベンチャーパートナーに、なぜあなたとのパートナーシップが有益であるかということを理解してもらえることが大切です。ですからそこで、もう一歩踏み入って、パートナーの説得に使える実際の文例も書き込みました。そこで合意に達したあと、結果的に得られた利益をどうやって分配するかを計算し、交渉するための手引きも用意してあります。
たった一つか二つのジョイントベンチャー事業の手はずが整えば、あとは収益を出すのは簡単なことです。この時点で必要となるのは、あなたの商品やサービスをパートナーの顧客へ焦点を合わせたマーケティングだけです。
さて、実際にそこで必要なマーケティング戦略とは。
このトピックについてももちろん、ステップ・バイ・ステップお話していきます。
パート1の全7章を読み終わるころには、あなたはもう大半の事業家よりもお金の流れを作るための知識にかけては長けているようになるでしょう。きょう広告をかけるようになって、あすの新聞でその広告を掲載して、あなたがオフィスに出勤するころには、受話器がはずれるほどの大量の電話が入ってくるでしょう。
過去の顧客リストからお客様をあなたのお店に呼び戻す方法についても議論していきます。過去の顧客リストはインスタントマネーの宝庫です。
どうやって見過ごしがちな会社の資産を再評価するかについてもこの本で学ぶことができます。過剰在庫、クレジットアカウント、ビジネス規模に合わない過剰サービス等々、方法さえ知っていれば即座に現金に換えることの出来る資産があなたの気づかないところに隠れていることは多くあるのです。
先に述べた7つのエリアで収益をあげるための実践的知識だけではなく、ほんのあなたの鼻先にあって簡単に実践できる、35の戦略についてもお教えします。
本書を読み始める前に、なにから始めたらいいかのロードマップ的なものが必要だと思ったら、パート2が「インスタントマネー特製ビジネス実態調査ツール」になっていますので、それを使ってあなたの状況にもっとも有効な戦略のリストを作成し、それぞれの戦略に優先順位をつけることができます。(調査ツールのオンライン版もあります。こちらは、計算機能等の要素がより充実しています。www.InstantIncome.com/audit.html)
さて、あなたがもし企業オーナーでなく、中小企業で働いているとしたら?
もちろんそんなあなたも、この本から学んでインスタントに収入を倍増させることが可能です。実のところ、中小企業経営はあなたの雇い手にとってもかなり苦労が多いのです。経営は、まず第一に時間のかかる仕事ですし、思い切りだって必要で、会社運営には悪天候だって必ず訪れます。そこでそんな社長さんや上司に、あなたがその朝書き上げた「インスタントマネー計画書」を使って、どうやって既存する会社の活動や資産からお金を生み出せるかを示したときの反応を想像してみてください。あなたが特定の役職で雇われているとしたら、新しい役割とより魅力的なお給料をもらえることを想像してみてください。
パート3では、具体的にどうやってこれを実現するかについてお話します。
パート4は、「時々企業家」―現在の勤め先の安定したお給料生活が必要だけれど、サイドビジネスで年に何度か数十万円稼ぎたいと思っているひとびと―のためのセクションです。
現時点であなたが誰であれ、どんな状況いたとしても、あなたの探している答えは「インスタントマネー」にあります。
繰り返しますが、ここに書かれている手法を実行するのに、特別プロや熟練エキスパートである必要はありません。
わたしは何年にもわたって、若手新人企業家とも高価なマーケティングトレーニングや教育を受けてきたひとびととも一緒にお仕事をしてきましたが、わたしがここで紹介している戦略を実行するのに、そういった背景は関係ないのです。少しもしないうちに、だれもが自信をもって実践できるのが、これらの戦略の特徴なのです。
特別なトレーニングは一切不要です。実際、「収入裏の専門家」というわたし自身の肩書きは、特に専門トレーニングを受けていないという事実を考えると、しっくりこないようなかんじがします。
わたしはほかの多くのひとびとのように、普通に大学に行ってアルバイトをして、卒業後、専攻とは関係のない職業に就きました。
はっきり言って、まったく関係ありません。
国際関係、経済と国際法を学び、夏休みを使って国会議員事務所で働き、州都のニュースレポーターとしてインターンをして、外交局に入局することを夢みていました。
ところが、英語を駆使する能力はあったのですが、フランス語能力が十分でなかったために、外交局試験に通過できなかったのです。この出来事は、わたしの女性外交官になるという夢に突然に影を落としました。
21歳のわたしはどうしたか。
NATOからの仕事のオファーがあがってくるまでの間は時間をつぶす目的も兼ねて、とある地方銀行の新卒採用枠の面接に行きました。応募したのは小切手選別の仕事だったのですが、なぜかそこで社長室へ案内され、マーケティングマネージャーの仕事をしないかと言われたのです。
わたしは驚きのあまりことばを失っていました。
マーケティングの教育を受けたわけではないし、経験があるわけでもない21歳のわたしが、この仕事をオファーされたときの驚きはご想像がつくかと思います。
しかしながら、しばらくすると、はっと気づくことがあったのです。「わたしはひとが何を求めているか知っている。」選挙運動のお手伝いやレポーター、PRのお仕事を通じて、なにがひとびとを動かすか…なにが即座に彼らを動かすのかを経験的に知っていたのです。
「そういった知識をどのように戦略実行に移すかや、どうのようにマーケティングツールを設計するかといった情報を組み合わせれば、会社に利益をもたらすことができる。」そう思いました。
そして現実はそのとおりだったのです。
初めて書いた新規顧客取り込みのためのセールスレターに対して26%のレスポンスがあり、金融部門からも喜びの声をいただきました。プリンターのカーボン紙がよれて、セールスレターがまがってプリントされてしまったこともありましたが、わたしが伝えたかった内容、つまり、この銀行を利用する特典はなにか、ということはきちんと読者に伝わっていたわけです。
「なにを言うか」は「それをどう伝えるか」ということよりもずっと大切であると、ここで働きながら身をもって学びました。これはわたしが仕事をするにあたって、いつも念頭においている教訓です。ですから、「インスタントマネー」のなかでも、より詳しく説明していきます。
しばらくして、コンピューターソフトウェア業界へと転身しました。そこではプロダクトマーケティングマネージャーとして、MacInTax(マッキンタックス:マッキントッシュコンピューター用のアメリカでいちばん売れている税金申告サポートソフト)を担当することになりました。私の論理は、ここでもおもしろいほど通用したのです。8万人の登録済ユーザーにアップグレードのお知らせを送り、流れるように入ってくるお金を目の当たりにしました。
そのすぐ後、出版のお手伝いとマーケティングキャンペーンを担当するために、出版とセミナーホストをする小さな会社に雇われました。3年間で、当初会社がもっていた7タイトルの出版物から、320以上のスペシャルレポート、通信教育、オーディオプログラムやビデオトレーニングに発展させました。
4年目には、それらの出版物のマーケティングを専門にして、コミッションをとって仕事をしないかというオファーをもらいました。すぐに28ページにわたるカタログを書き上げ、外注の発送センターと話をつけ、全国規模のセールスコールセンターを立ち上げ…当時のわたしの収入を2倍にしました。一つのプロモーションからのコミッションだけで、ゆうに2万ドルを超えました。当時29歳でした。
他人のために働いてお金を生み出すことが自分にとっても利益の上がることと確信したとき、自分自身すこし足を伸ばしてクライアントを見つけ、コンサルタントになりました。
「こころのチキンスープ(原作タイトル:Chicken Soup for the Soul)」の2人の共著者、ジャック・キャンフィールド(Jack Canfield)氏とマーク・ビクター・ハンセン(Mark Victor Hansen)氏がわたしの最初のクライアントとなることになりました。それから12年経ちますが、彼らはいまもわたしのクライアントです。
わたしがジャック・キャンフィールド氏のために書き上げた戦略シナリオの一つめは、たったの6時間で3万1千ドルを、二つめは、6週間で10万5千ドルを集めました。
実は、わたしはそれ以来、この二つの戦略をほかのクライアントのためにも使っています。
つまり、あなたがジャック・キャンフィールド氏でなくとも、あなたが売ろうとするものが「こころのチキンスープ」でなくとも、インスタントにお金を生み出すことは可能だということです。必要なのは、使える戦略を知っていることと、それらの戦略を間違いなく実行できる能力なのです。
はじめにわたしが書いたとおり、あなたが収入をインスタントに倍増させるために必要な専門的知識もリソースもあなたのほんの鼻先にあります。難しく考えずに、ビジネスのし方やいつもの仕事のパターン、お小遣い稼ぎプロジェクトのし方を少し変えれば、見る見るうちにあなたのお金の流れ、そしてあなたの未来が変わります。
インスタントマネーというのは、魔法のようにどこからともなく現れるお金のことではありません。あなたの行動、現実世界で通用する戦略、がキーなのです。それだけは忘れないでください。
みなさんをこの本の旅へとお連れできることを光栄に思います。
―ジャネット・スウィッツァー(Janet Switzer)
このように顧客オーダーを記録しておいて、あとで見直すことがインスタントに収益につながります。さらに、そうしておくことで、収支の管理や生産管理、作業量の予測等も立てやすくなり、理にかなっているとしか言いようがないのです。
顧客戦略2
購入の時点で追加して商品を売る
お客様にもっとお金を出してもらうように頼むのに最良のタイミングは、お客様がすでにお金を出したすぐその後だと気づいたのです。一見非論理的に思われますが、実際はお客様の購買意欲は商品を買った後もまだピークにあるので成約につながるのです。
―デイビッド・ドイッチュ(David Deutsch)
トップディレクトレスポンスコピーライター、
マーケティングコンサルタント、
“Think Inside the Box”の著者
わたしがインスタントマネー1日セミナーを開くと、大概それに参加した何百もの中小企業のオーナーは、それぞれに訪れた最初の機会をみてすぐに店舗やオフィスに電話を入れ、スタッフのセールス活動の中に二行パンチラインを取り入れさせ、収益的にみていちばん即効性のある戦略を実行させて、インスタントマネーを生み出すことに成功します。
この強力な二行パンチライン戦略のことを、「追い売り (upselling:アップセル)」と呼びます。
簡単に説明すると、追い売りとは、購買を終了させる間際に付加的に商品を売るという戦略のことです。付帯的な関連商品意外にも、同商品の数量の多いパッケージやアップグレード版、別の選択肢を提供することも追い売りと考えられています。
より良い商品や、その付帯商品をお勧めすることによって、収益があがるのはもちろんのこと、お客さんが実際にそれを家に持ち帰ったときに最大限に商品を楽しむことができ、それが最終的には良い購買経験へとつながるのです。
ご自身の経験について、すこし考えてみてください。
あなたがお店にいるあいだに、ある付帯的商品を一つ買わなかったがために、買ったメインの商品の機能を最大限に楽しむことができなかったことはないですか?新しいノートパソコンを買ったときに、店員のひとがメモリ増設のサービスのことを教えてくれれば、新しいSUV車を買ったときに、ドアステップのオプションのことを教えてくれればよかったのに、と思ったことはありませんか?
ついこの間、わたしがデジタルカメラを買いに電化製品のお店へ行ったとき、店員さんはわたしがよりよくカメラ本体を使いこなすために必要なすべての付帯商品やその他のオプションのことを知っているかきちんと確認してくれました。149ドルのメモリーカード、89ドルのフォトプリンター、27ドルのフォトプリント用紙、18ドルのレザーカメラケース、そしてもちろん38ドルの延長保障サービスのことも教えてくれました。結果として、わたしは480ドルを支払って、159ドルの立派なカメラを手に入れたのでした。つまりここで言いたいのは、この
店員さんは付帯商品やより高額の商品、サポート商品がわたしのデジタルカメラユーザーとしての経験をよりよいものにするとトレーニングを受けて知っていたということです。さて、もし彼がこうしてデジタルカメラ本体以外の商品をお勧めしてくれなかったら、どうであったでしょう。もちろんカメラは買ったでしょうが、写真をプリントする手段も、満足な数の写真を記録する媒体も、持ち運んでいるときに傷がつかないようにするケースも、なにかあったときに修理に出すこともできないことになるのです。
この店員さんが実践した戦略が、「追い売り」です。こうして、彼はデジタルカメラ本体のほかに321ドルの商品をわたしの買い物リストに加えることができ、わたしにとってはより良い購買経験となったのです。
もちろん追い売りは店頭だけでなく、ほかの売買行為を伴うどんな状況でも行うことが出来ます。
たいてい新聞屋さんは一年よりは二年、三年の年間購読契約を取ろうとしますし、より長期の契約へと結びつけるために、ボーナスレポートやEメール情報提供サービスなどの特典を用意しています。
ソフトウェア会社は、トレーニングコース、テクニカルサポートやデータベース転送サービスのほか、パーツやプログラムを追い売りをします。
高級志向のドレスショップは、あなたが買おうと選んだドレスに「ぴったり」のジュエリーや靴、ハンドバッグを追い売りします。たとえば、わたしがパーティドレスを調達しによく行くショップでは、面接用のスーツ、ジュエリー、靴、アメリカ西海岸全域のミスコンテストの参加者のための専用下着までそろえています。店員さんは、あなたがお店を出るときには頭から足の先まで必要なものをそろえているようにするため、あなたがドレスを試着しているうちに、ドレスに合った靴やジュエリーを用意しておくのです。さらに、このお店のオーナーは比較的大規模のコンテストへ足を運び、フィッティングの最終確認や手伝いをします。
インスタントマネーを生み出すための追い売り
補足商品と関連商品
関連商品を売るのは難しいことではありません。とくに、その商品が本体商品をよりよく利用するものであれば、簡単なのです。まず、商品の特性、どうしてこれが良いのか、どうして売れているのか等を説明します。値段については、「そういえば」とは言わないものの、さいごのさいごに付け加えてください。値段のことはレジに向かうまですっかり忘れている、というパターンは案外多いのです。
ところで、もしなにも追い売りするものがないなら、ほかの会社に彼らの関連商品を売る許可を得る交渉をすることを考えてみてください。商品を売るたびにコミッションをもらうのです。くわしくは、ジョイントベンチャー戦略3、「顧客に、他人の商品やサービスを提供する」をみてください。
アップグレード商品、またはパッケージ
わたしがマーケティングセミナーやトレーニング等に費やした、ここ二十年間で、すてきな事実に気づきました。選択肢と購買欲を刺激するためのことばを二、三与えられると、ひとびとはいちばん高価なパッケージを選ぶ傾向にあるのです。
意外ですか?わたしは実は、当然のことだと思うんです。
考えてみてください。わたしたちの社会が消費者主導の世界に住んでいて、問題解決や理想のライフスタイルや商品の所有自体を楽しんだりするために常にお金をつかいます。たいてい、ひとびとは「劣等」とされる解決策や商品を所有することに満足できません。トップクオリティーが欲しいのです。そして、価格に正当性さえ見出せれば、「買う」という決断をするのです。
この事実が、リーズナブルで機能的には問題のない商品の多々を尻目において、より高価な車、時計、家やその他の高価なライフアメニティーが、高価な値段で売れる理由です。
ここであなたが習えることは、通常商品に加え、アップグレード版を選択肢として用意し、高めに価格設定をして、商品説明のなかで値段を正当化できる表現をつかう、ということです。広告コピーの書き方については第3章で説明しますが、とにかく、どのような表現をつかって追い売りをするかということはとても重要なのです。
アップグレード版、またはパッケージの例については、以下を参考にしてください。
より頑丈なパーツ、高級素材、洗練された色使い、ハイテクデザインを用いた設備。
新人、若手によるサービス対して、熟練者・プロによって提供されるサービス。
「世界にたったひとつ、あなただけのオリジナル」デザイン等、カスタマイズのオプション。
組み合わせられる商品、サービスのセット、パッケージ。
消耗品であれば、同一商品の複数パッケージ。(あなたがもし特定の一つの商品だけを取り扱っているなら、間違いなく複数パッケージをすこしお得な値段で用意しておくべきです。多くのひとびとがそのパッケージを選ぶことに驚くでしょう。)
アップグレード版やパッケージを組むにあたって念頭においておくべきことは、まず商品自体に通念的により価値があると考えられているものを組み込んでおいて、追い売りセールス文言を使ってその価値を伝えることがキーとなる、ということです。
本日のお買い得品
何年も前のことですが、アップル社のマッキントッシュの転売業者に、カタログ通販注文をしようと電話すると、担当のセールスマンは、いつもいくつかの「本日のお買い得品」をわたしに追い売りしたことを思い出しました。彼らはたいがい、気の利いた便利なパソコンソフトやフォントコレクション、オフィスデスク周辺小物を49ドル以下で用意して、わたしはこれが大好きでした。アップルコンピュータファンにとっては、それらはまるで10円チョコみたいなものだったのです。この業者は、本当にうまくこれを魅力的に見せていたものですから、最終的にはセールスマンが話を切り出す前に、わたしのほうからお買い得品を尋ねるまでになっていました。
つい最近、わたしの姪とお買い物をしていた際、彼女のお気に入りのお店で一つ5ドルの「本日のお買い得品」を発見しました。レジのすぐ近くで三つ並んでカラフルにディスプレイされていて、もちろん姪は自分の気に入ったものを見つけました。そしておそらくお店のほうは、そうやって少し気の聞いたオファーをしたおかげで、3、4ドル追加で利益をあげたことでしょう。
「パンと牛乳はいかがですか?」
いつも思うのが、「どうしてコンビニエンスストアは、パンや牛乳など、どこの家庭でも必要な食料品を切らしていないかを(特に夕方の仕事帰りの)お客さんに聞かないのだろう」ということです。もしあなたがお店やテイクアウトサービスのあるレストラン等、仕事帰りにひとびとが立ち寄るところのオーナーであるなら、あなたは常備しているけれど、あなたのお客さんが買い忘れている可能性のあるものが入用でないか、聞いてみてはどうでしょう。
メンテナンスサポート契約
おそらくいちばん追い売りしやすいものと言えば、メンテナンス契約、テクニカルサポート、保障等、購入品の価値を維持したり、損失(とくにテクニカルサポートの場合は修理にかかる時間の損失等も含め)を防ぐための長期間契約でしょう。
メジャーな会社の多くはこういった契約商品を取り揃えています。さて、あなたの会社はどうでしょう。
もし規模が小さくて修復サポートサービスにかかる人員を雇えないなら、そのサービスを専門に外注を行っている会社からスタッフを調達することができます。実際、インターネットサービス会社の多くはカスタマーサービスやテクニカルサポートをより人件費の安い国に外注しているのです。
追い売りのための「ザ・二行パンチライン」
あなたのセールススタッフが出くわすさまざまなシチュエーションにそなえて、二行パンチラインを用意しておくことで、約20パーセントかそれ以上の売り上げ増加が期待できます。実際にそのようなセールス文言を書くのは難しいことのように思われるかもしれませんが、実は思いのほか簡単なのです。使うべき公式は、「コメント+質問」です。
さて、以下の例を見てみましょう。
「ところでお客様、こちらのカメラなんですが、内蔵メモリが少ないので、多くのお客様はより多くの写真を記録できるように、メモリーカードを合わせてをご購入なさるんですよ。よろしければ、このカメラにあった形式のメモリーカードをお見せしましょうか?」
「お客様のような企業様は、新しいソフトウェアの導入のために社員にトレーニングが必要だとご判断されることが多いので、私どものほうでこちらのパッケージとともにトレーニングプログラムをご用意してるんです。本日トレーニング講座のご予約をお受けいたしましょうか?」
「こちらの作品の限定ジクレーが画家のサイン入りで現在私どもの手もとにあるのですが、誰にでも入手ができるものではないですし、実は年々価値が上がってきているんです。ご購入のご予約をお受けしましょうか?」
「通常、会計監査はスタンダード会計スタッフのスケジュール予約をするのですが、スタッフリーダーのミルト・コーエンによる、よりプロフェッショナルな監査がお客様にはよろしいかと思います。彼の予定をみてご予約をお取りしてもよろしいですか?」
上記の追い売り文言の共通点に注目してください。まず、セールススタッフは、もしあなたが追い売りされている商品やサービスを選ばなかった場合に訪れるかもしれない不快な状況を示唆し、その後の文言がそんな未来の困難を解決する手段を提供するのです。
それから、これらの台詞調が、あなたが自然とその商品を買いたくなることを前提としていることに注意してください。それ以外のことをすることはまったく不必要です。
どんな場合も、追い売りのためのセールス台本を書く際は、「こちらの商品をお取りしておきましょうか?」、「本日スケジュール予約をいたしましょうか?」、「こちらのご注文も追加でお取りしましょうか?」といった、相手の同意を促すための文を入れることを忘れないようにしてください。あなたのセールス文言がどんなに上手でも、お客さんの購入の決断を得て初めて、あなたのインスタントマネーへとつながるのです。
顧客戦略3
新規顧客を常連客にする
わたしは、さまざまなマーケティング経験をもつカイロプラクティック施術師として、病院のためのマーケティングサービスを立ち上げました。サービス費用は月額1500ドルですが、たった60日後、この継続的プログラムは月6万ドル事業にまでなりました。
―レン・シュワルツ医師(Dr. Len Schwartz)
マーケティングドミネーションスペシャリスツ有限責任会社
(Marketing Domination Specialists LLC) 創設人
あなたのビジネスの常連客がいる、もしくはあなたが消耗品を取り扱っているなら、彼らに継続プランを追い売りすることで、けっこうな額のインスタントマネーを生み出すことができます。
継続プランは毎月のサービス提供、特定の商品の定期的配送、カスタマイズされた通信教育プランの分割配送等、一度の契約で将来の複数回にわたる配送プランの手配をするのが特徴です。
継続プランは配送手配を容易にするだけではなく、一度きりの取引よりもずっと利益があがります。それはなぜか。それは、将来的に商品を何度も売ったり、新規顧客をとらえるための費用を省くことができるからです。
あなたが一度クレジットカード情報を得れば、あとは顧客側から契約を止めたいというリクエストが入るか、その契約が切れるまで料金を課し続けられるのです。
あなたの商品やサービスが顧客満足さえ確保できれば、彼らは月々あなたにお金を払い続けてくれます。実際、継続プランや長期契約を提供するビジネスの多くは、その収入額を予測可能な収入、または資産として、あらかじめ貸借対照表につけておくのです。
さて、継続プランを組むことができる商品やサービスの例として、どのようなものがあるでしょう。
サプリメント、スイミングプールのメンテナンス、ビル管理、印刷関連、空調メンテナンス、ニュースレターや雑誌の講読、定期コンサルティング等々、さまざまな形態のサービスや商品があげられます。
たとえあなたのビジネスの範疇で継続プランを組めないとしても、ほかの企業とジョイントベンチャーの交渉ができることを忘れないでください。(ジョイントベンチャーのいろはについては、第2章の「ほかのひとびとに収益獲得を手伝ってもらう」で詳しく解説しています。)
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